吃音(スタンマー)の治療法
薬物療法
子どもから大人まで、ベンゾジアゼピン系や抗てんかん薬、抗精神病薬など、吃音改善を目的とした薬が処方されることがあります。ただし、現在のところ完全に治すことが認められた薬はなく、効果が限定的で副作用の懸念から使用が制限されるケースも多いです。
言語療法
フルエンシーシェーピング(流暢化訓練)やスピーチセラピーは、話し方のパターンを変えることで吃音を軽減します。具体的には、発話をゆっくり伸ばす、声の強さを調整するなどのテクニックを学びます。即効性は期待できませんが、継続的な訓練により自然な会話が可能になるケースが多数報告されています。
将来の治療展望
現在、吃音を根本的に治す薬はありませんが、既存の治療法で症状の緩和は可能です。新たに検討されている薬として、かつて不安障害の治療薬として開発された「パゴクローネ」(抗不安薬)が再び研究対象となっています。臨床試験が進めば、将来的に有効な薬として承認される可能性があります。
