補聴器ガイド
補聴器の種類
補聴器は装着方法やサイズで分類されます。耳の後ろに装着する大型タイプから、ほとんど目立たない小型タイプまで様々です。以下の略称で装着形態を示します。
BTE(Behind‑the‑Ear)
耳の後ろにフックで掛け、耳道内にモールドされた本体を装着します。重度の難聴に最適で、バッテリーは大きく安価・交換が容易です。
OTE(On‑the‑Ear)
BTEの新しい形で、非常に小型。耳の外側上部に本体があり、細いチューブが耳道へ伸びます。
ITE(In‑the‑Ear)
耳の外側部分に合わせてカスタム成形され、耳の中側に収まります。BTEより小型ですが、受話器とマイクが近いためフィードバックが起きやすく、耳垢や湿気の影響を受けやすい点に注意が必要です。
ITC(In‑the‑Canal)
耳道内に装着する非常に小型のタイプです。目立たない点が利点で、軽度から中等度の難聴に適しています。
CIC(Completely‑in‑Canal)
ITCよりさらに小さく、耳道全体に収まります。ヘッドセットやヘッドホンの使用が快適です。
主な機能と音声処理
1990年代中頃まで主流だったアナログ補聴器は、増幅器・マイク・スピーカー・音量調整だけのシンプルな構造で、すべての音を同じ程度に増幅するため、騒がしい環境での聞き取りが困難でした。
2009年以降はデジタル補聴器が主流です。内部のマイクロチップが音をデジタル化し、音声や雑音を解析・区別して、会話の子音・母音を適切に増幅します。その結果、クリアで快適な聞こえが実現します。
補聴器の選び方
費用は数百ドルから数千ドルまで幅があります。医師と相談し、生活スタイルや難聴の程度に合わせて最適なモデルを選びましょう。購入前に必ず聴力検査を受け、どの機能が必要かを明確にすることが重要です。
