先天性難聴の人数と特徴は?
先天性難聴は出生時から聴覚に障害がある状態で、後天的に起こる難聴に比べて頻度は低いですが、さまざまな要因が関与します。
発生率
新生児の約1,000~2,000人に1人の割合で先天性難聴が見られます。
原因
主な原因は大きく2つあります。
- 耳の毛細血管細胞(毛細胞)が十分に発達しないこと。
- 毛細胞はあるものの、聴覚神経が正しく機能しないこと。
先天性難聴の約半数は遺伝的要因によります。妊娠中の母体の感染症や特定の薬剤、アルコールやドラッグの摂取、早産もリスクを高めます。
統計
先天性難聴は全難聴者の約10%を占めています。
治療
早期の介入が重要です。生後4週間から補聴器の使用が可能ですが、すべての子どもに効果があるわけではありません。人工内耳(コクレアインプラント)は1歳頃から手術で装着でき、聴覚機能の向上が期待できます。
症状
出生後すぐに聴覚検査が行われますが、在宅出産の場合は生後3週間以内に医師の診察を受けることが推奨されます。先天性難聴の赤ちゃんは音に反応せず、言語や意味のない鳴き声すら出さないことが特徴です。
手話
補聴器や人工内耳で十分に聴覚が回復しない場合、手話は重要なコミュニケーション手段となります。1歳頃から手話に必要な運動技能が備わり、言語習得の代替手段として活用できます。
