うつ病治療に役立つ光療法と自然光の活用法
効果
メイヨークリニックによると、光ボックス療法はうつ病や季節性情動障害(SAD)などのメンタルヘルス症状の改善に有効です。日照時間が短くなる秋冬は、メラトニンが増加しセロトニンの産生が低下するため、気分が落ち込みやすくなります。光療法を行うことで、ホルモンバランスが整い、気分・エネルギー・睡眠リズム・食欲が大幅に改善されます。
使用方法
SAD.org.ukの推奨は、光強度が10,000ルクス以上のLED光ボックスを使用することです。ルクスは光の強さの単位で、夏の日光の平均強度に相当します。一般的な電球ではこの強度は得られません。
光ボックスは1日2回、合計30分間使用します。顔に直射させる必要はなく、作業や読書の横に置くだけで効果が得られます。
自然光を利用する場合も同様に、30分程度の屋外活動が推奨されます。運動はうつ症状の軽減にも効果的なので、晴れた日に散歩やジョギング、サイクリングなどを組み合わせると良いでしょう。
注意点
光療法は薬に比べ副作用が少ないとされていますが、稀に頭痛、眼精疲労、興奮、躁状態、吐き気、睡眠障害、嘔吐などが報告されています。
以下の方は光療法を避けるか、必ず医師に相談してください。
- 日光に過敏な皮膚を持つ人
- 光感受性のある薬(特定の抗炎症薬や抗生物質)を服用中の人
- 双極性障害や重度うつ病の人(躁転や自殺念慮を引き起こす可能性があります)
