インスリン投与の補正係数の決め方

概要

インスリン投与時の補正係数(カーボン・カウント・ファクター)を正しく設定することで、血中インスリン量を適切に保ち、過剰投与による危険を防げます。実際に、過労した医師が週100時間以上働いた結果、患者に致命的なインスリン過剰投与を行ったケースが報道されています。補正係数を利用して、糖尿病管理を安全に行いましょう。

手順

  1. ルールの選択
    自分の糖尿病タイプに合った「ルール」を選びます。例として、1型・2型糖尿病の場合は「1800 ルール」が一般的です。ルールの数値は、1日総インスリン投与量(Basal)を算出する際の基準となります。主なルールは 1600、1800、2000(重症例は 2200)です。
  2. 1日総投与量の確認
    インスリン瓶や処方箋に記載されている「1日総投与量(Total Daily Dose, TDD)」を確認します。通常、使用方法と1日の投与回数とともに記載されています。
  3. 補正係数の計算
    選んだルールの数値を 1日総投与量で割ります。例:ルールが 2000、TDD が 50 単位の場合、2000 ÷ 50 = 40。つまり、血糖が 1 mg/dL 上がるごとにインスリン 1 単位で 40 mg/dL 低下させる計算になります。

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