脱水が血糖に与える影響と予防法
血糖と脱水
糖尿病患者が脱水状態になると、血糖値が上昇します。体は余分なブドウ糖を尿中に排出しようとするため、頻尿が起こります(発汗も増えることがあります)。
脱水が血糖に与える影響
脱水は「一時的インスリン抵抗性」を引き起こすことがあります。血糖が上がるとインスリン抵抗性が増し、腎臓はブドウ糖やケトン体を排出しようとしますが、これがさらに脱水を悪化させ、血糖がさらに上昇するという悪循環に陥ります。対策は水分補給です。目安は体重1kgあたり1時間で約30ml(約1オンス)の水やカロリー・糖分のない飲料です。
脱水を予防する方法
暑い季節や運動時は血糖が自然に上がりやすいので、こまめに水や無糖・無カロリーの飲料で水分を補給し、血糖スパイクを防ぎましょう。
脱水が他の症状の兆候である場合
糖尿病患者の脱水は、糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)のサインであることがあります。DKAは血中ケトン体が高くなる状態で、脱水に加えて吐き気、食欲不振、倦怠感、激しい喉の渇き、血糖240 mg/dL以上、頻尿、呼吸困難などが見られます。DKAが疑われる場合はすぐに医師に連絡してください。
まとめ
運動前には最低でも約500ml(16オンス)の水や無糖・無カロリー飲料を摂取しましょう。カフェイン飲料を飲む場合は、その利尿作用を相殺するためにさらに水分を増やすことが重要です。運動中は喉が渇く前に飲むのがポイントです。米国糖尿病協会の目安では、運動中は1時間あたり約800ml(28オンス)の水やスポーツドリンクを摂取することが推奨されています。
