HbA1cとは何か?測定方法と基準値

2007年の米国糖尿病協会のデータによると、約5700万人が糖尿病予備軍とされ、20歳以上で毎年約160万人が新たに糖尿病と診断されています。HbA1c検査は、こうした統計に当てはまるかどうかを簡単に判断できる血液検査です。

検査が測定するもの

検査は過去2〜3か月間の血糖濃度の平均を測定します。日々の血糖変動の影響は受けず、空腹状態である必要はありません。

HbA1cとは

血液は血漿、赤血球、白血球、血小板の4つに大別されます。赤血球に含まれるタンパク質であるヘモグロビンの約90%を占めるのがヘモグロビンAです。ヘモグロビンAはA1c、A1b、A1a1、A1a2 といった分画に分かれます。インスリンが食事由来のブドウ糖をうまく代謝できないと、血中に残ったブドウ糖がヘモグロビンA1cに結合します。医学的には「糖化ヘモグロビン」または「グリコシル化ヘモグロビン」と呼ばれます。

正常値

HbA1cの値は過去数か月の血糖濃度に比例します。NIH(米国国立衛生研究所)の2010年ガイドラインでは、糖尿病でない人のHbA1cは総ヘモグロビンの6.5%未満とされています。

糖尿病患者の目標値

糖尿病と診断された場合、NIHはHbA1cを7%以下に保つことを推奨しています。7%を超えると、血糖管理の強化が必要と判断されます。

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