糖尿病は男性と女性のどちらに多く見られるか?

世界保健機関(WHO)は糖尿病を「インスリン分泌やインスリン作用の欠陥に起因する慢性的な高血糖状態」と定義しています。近年、男女別の罹患率や関連因子を明らかにすべく多くの臨床研究が行われています。

統計

過去25年間で男性の糖尿病発症件数が倍増したと報告されていますが、米国経済研究局は、これは報告体制の改善や医療へのアクセス向上が影響している可能性が高いと指摘しています。一方、診断件数は女性がやや多い傾向にあります。

性ホルモンと2型糖尿病

2006年のJAMAの研究によれば、女性でテストステロンが高く、男性でテストステロンが低い場合、2型糖尿病のリスクが上昇する可能性が示唆されました。ただし因果関係を確定するにはさらなる研究が必要です。

経済的要因

経済状況は男女ともに糖尿病罹患に影響します。低所得の女性は高所得の女性に比べ罹患率が高く、逆に男性では高所得層の方が罹患率が高いという傾向が報告されています。

肥満

体重過多は性別に関わらず糖尿病の重要なリスク因子です。Rand社のJames P. Smith博士は、肥満が疾患発症に大きく関与すると指摘しています。

中性脂肪・コレステロール

1984年のNew England Journal of Medicineの報告では、糖尿病女性は男性に比べコレステロールやリポタンパク質の異常が顕著であることが示されました。

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