基礎投与率とは
基礎投与率は、インスリンポンプが1日を通して継続的にインスリンを供給する速度のことです。睡眠中でもインスリンが自動的に注入され、総インスリン投与量の約半分がこの基礎投与率で賄われます。食事前に「ボロス」投与を行うことで、食事に伴う血糖上昇に対応します。
血糖値の測定方法
適切な基礎投与率を設定するためには、1日のさまざまな時間帯で血糖値を測定することが重要です。一般的には以下のタイミングで測定します。
- 食事前
- 食後2時間(食後血糖)
- 就寝前
- 深夜0時、3時
朝方に血糖が高くなる「ドーン現象」のある方は、特に早朝の投与率を調整する必要があります。
基礎投与率の調整方法
まずは空腹時(睡眠中)の基礎投与率を固定します。次に、朝方の血糖変動が大きい場合は、睡眠中の投与率を微調整し、血糖値が基準範囲(±30 mg/dL)内に収まるようにします。夜間の各時間帯でも同様にテストと調整を繰り返すことで、安定した基礎投与率が得られます。
