糖尿病と診断されたら、食事はどう変えるべきか?
糖尿病とは?
糖尿病には主に1型と2型の2種類があります。1型は主に子どもや若年者に発症し、体が十分なインスリンを作れません。2型は成人に多く見られ、インスリンの分泌不足やインスリンに対する細胞の抵抗性が原因です。インスリンは肝臓や筋肉、脂肪組織が血中のブドウ糖をグリコーゲンとして蓄えるのを助けます。
糖尿病はなぜ起こるのか?
1型糖尿病は遺伝的要因やウイルス感染など環境要因が関与すると考えられています。また、甲状腺機能低下症やハシモト病、アジソン病といったホルモン疾患もリスク要因です。2型糖尿病は遺伝と生活習慣の両方が影響し、家族に糖尿病患者がいると発症リスクが高まります。高脂肪食や運動不足、甲状腺機能亢進症や多嚢胞性卵巣症候群などの内分泌疾患もインスリンの働きを妨げます。
なぜ食事を変える必要があるのか?
食事はインスリンの働きや血糖値に直接影響します。適切な血糖コントロールは糖尿病管理の基礎であり、食事は最も身近な対策です。毎日同じメニューを続ける必要はなく、避けるべき食品も少数です。ただし、長く健康に暮らすためには食生活の見直しが不可欠です。
食事に取り入れるべきもの
炭水化物・たんぱく質・脂質の3大栄養素をバランス良く摂取することが大切です。個人差があるため、医師や管理栄養士と相談しながら自分に合った比率を見つけましょう。
炭水化物は豆類、全粒穀物、イモ類、果物、乳製品などに含まれます。炭水化物は「デンプン」「糖質」「食物繊維」の3種に分けられ、デンプンと糖質は血糖を比較的早く上昇させます。適切な量とタイミングで摂取することがポイントです。
脂肪はオリーブオイルやキャノーラ油などの不飽和脂肪酸を中心に、たんぱく質は脂肪の少ない肉、魚、豆腐、低脂肪乳製品などを選びましょう。
控えるべき食品
砂糖と脂肪が多く含まれるクッキー、ケーキ、カップケーキなどの菓子類は避けましょう。また、揚げ物や高GI(グリセミック指数)のナッツや乾燥果物も控えめに。
アルコールは血糖を急激に下げることがあるため、特にインスリン注射や経口血糖降下薬を使用している人は注意が必要です。男性は1日2杯、女性は1杯までにし、空腹時の飲酒は絶対に避けてください。
食事療法は糖尿病と上手に付き合うための重要な柱です。医師と連携し、無理なく続けられるメニューを作りましょう。
