糖尿病治療薬メトホルミン(グルコファージ)の副作用と対処法

メトホルミン(商品名:グルコファージ、グルコファージXR)は、2型糖尿病の治療に用いられる経口血糖降下薬です。通常は1日2〜3回服用しますが、徐放型のグルコファージXRは1日1回で済みます。副作用は軽度から重篤なものまであり、使用前に把握しておくことが重要です。

主な副作用

  • 吐き気・嘔吐:最大25.5%
  • 下痢:約53%
  • ガス(腹部膨満感):12.1%
  • 腹部不快感:6.4%
  • 消化不良:7.1%
  • 倦怠感:9.2%
  • 頭痛:5.7%

まれな副作用(1〜5%)

  • 味覚異常、便形の変化、筋肉痛、めまい、呼吸困難、爪の異常、発汗増加、皮膚の潮紅、呼吸急迫、寒気、倦怠感、発熱など。

血糖の急激な変動(高血糖・低血糖)

過剰投与や不足投与により、血糖が急上昇または急下降することがあります。

高血糖の主な症状:空腹感・多飲・視力低下・頻尿・呼吸困難・吐き気・倦怠感。

低血糖の主な症状:空腹感・視力低下に加え、発汗・震え・めまい・冷や汗・行動変容・協調運動障害・言語障害・混乱、重症例では痙攣。

上記の症状が現れたら速やかに医師へ相談してください。

乳酸アシドーシス

極めて稀ですが、腎機能や肝機能が低下している人、複数の薬剤を併用している人、心不全を抱える人などで乳酸が血中に蓄積し、乳酸アシドーシスを起こすことがあります。

症状例:めまい、倦怠感、低体温、呼吸急迫、失眠、不整脈、腹部不快感、筋肉痛など。命に関わる可能性があるため、症状を認めたら直ちに医療機関を受診してください。

医師に相談すべきタイミング

副作用の有無に関わらず、症状が続く、または重篤と疑われる場合は必ず医師の診断を受けましょう。特に高血糖・低血糖や乳酸アシドーシスの疑いがある場合は緊急の対応が必要です。

グルコファージXR(メトホルミン徐放剤)について

副作用が強く出る場合、医師は即効型から徐放型(グルコファージXR)へ切り替えることがあります。徐放型は胃への刺激が少なく、消化器症状が軽減されることが期待できます。

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