インスリン注射の手順とポイント

糖尿病は米国だけで2000万人以上、世界では3億2000万人以上が罹患しています。糖尿病は合併症により命に関わることもあるため、治療は正確さが求められます。生活習慣や食事の改善に加えて、インスリンなどの薬剤投与が必要になることがあります。処方に応じてシリンジやインスリンペンで注射しますが、どちらの場合でも基本的な注射手順を理解しておくことが重要です。

インスリン注射の手順

  1. インスリンのボトル(またはプレフィルシリンジ)を、注射前に手のひらで数回前後に転がします。これにより沈殿した粒子が均一に混ざり、1回分の濃度が均等になります。インスリンペンの場合は、転がすだけでなく上下に振って、ペン内部のガラス球がインスリンをしっかり混合させます。

  2. 注射部位の皮膚を軽くつまみ、シリンジ(またはペン)を45度または90度の角度で刺します。皮下脂肪層にインスリンが届くようにするためです。特に子供や痩せている成人は45度の角度が適しています。

  3. 注射部位は毎回異なる場所にしますが、体の部位自体を変える必要はありません。インスリンは腹部での吸収が最も良好なので、腹部内でローテーションするのが理想的です。腹部を8つの同じ大きさの正方形に区切り、曜日ごとに1つずつ使用するイメージで回すと分かりやすいでしょう。

  4. 前回使用した部位から少なくとも2.5cm(約1インチ)離れた場所に次の注射を行います。

  5. 皮膚が清潔であれば、アルコールで拭く必要はありません。

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