糖尿病患者のための減量システム
食事習慣の改善
食事の変更
糖尿病患者は血糖コントロールのため、短期間の極端なダイエットではなく、持続的な体重減少を目指すべきです。そのためには食習慣を根本的に見直すことが重要です。
1日の総エネルギーのうち、炭水化物を約50%、たんぱく質を20%、脂質を30%に配分し、飽和脂肪酸は全エネルギーの10%未満に抑えることが推奨されます。
安全な減量は、1週間に約0.45kg(1ポンド)を目安に、1日あたり500kcalのカロリー削減で実現できます。削減分の半分は食事で、残りは適度な運動で補うと安全です。
1日1,200kcal未満たない極端なカロリー制限は、低血糖のリスクを高めます。特に低炭水化物ダイエットや果汁・米だけの食事は避けましょう。
1日3食ではなく、5回に分けた少量の食事をとり、炭水化物は均等に配分して摂取することが望ましいです。
健康的な食事選び
体重減少と血糖管理のため、栄養価と食物繊維が豊富で脂質(特に飽和脂肪)が少ない食品を選びます。
低GIで食物繊維が多い炭水化物源として、全粒小麦、全粒パスタ、ライ麦パン、玄米、デンプン質の少ない野菜が適しています。
非デンプン野菜、果物、豆類、全粒穀物はビタミン・ミネラルと食物繊維を供給し、満腹感を高めます。
飽和脂肪が多い赤身肉や揚げ物は控え、鶏胸肉や脂肪の少ない乳製品(スキムミルクなど)を中心にたんぱく質を摂取します。
アルコールは適量にとどめ、医師の許可がある場合でも1日2杯までに制限しましょう。
運動の重要性
食事管理と併せて、週3回以上、1回30分程度の運動を行うことが推奨されます。ウォーキングでも効果があります。
運動はカロリー消費による体重減少だけでなく、心血管機能の向上や血糖値の安定にも寄与します。
個々の健康状態に合わせた運動プログラムは、必ず主治医と相談の上で作成してください。
