糖尿病による切断リスクと予防法

1型・2型糖尿病は、血糖管理が不十分だと切断につながることがあります。血糖を適切にコントロールすれば、神経障害や血行不良のリスクは大幅に減少し、切断は防げます。実際、糖尿病患者は切断手術全体の約60%を占めていますが、足のケアと血糖管理で予防可能です。

神経障害(ニューロパチー)

神経障害は、神経へ血液を供給する毛細血管が損傷することで起こります。その結果、指や足の指にしびれ、灼熱感、痛み、感覚鈍麻が生じます。時間が経つと、症状は手や腕、足や脚へと広がります。特に足や足指は影響を受けやすいです。

血行不良

糖尿病が長期間コントロールされないと、動脈が硬化し血流が悪くなります。血行不良は足の治癒力を低下させ、乾燥したひび割れた皮膚や潰瘍、切り傷から感染が起こりやすくなります。血流が十分でなければ、感染が拡大しやすくなります。

神経障害と血行不良が切断につながるメカニズム

神経障害で足の感覚が失われ、切り傷や潰瘍に気付かないまま放置されます。血行不良により傷が治りにくく、感染が進行すると組織壊死が起こり、最終的に切断が必要になることがあります。

薬物療法で切断リスクは低減できるか

2009年5月の研究では、コレステロール低下薬フェノフィブラートが糖尿病患者の切断リスクを36%減少させたことが報告されています。コレステロール低下自体が直接の原因ではありませんが、血流改善が大きく寄与したと考えられます。フェノフィブラートは切断リスクを直接下げる初めての薬剤とされています。

リスク低減のためにできること

血糖を適正に管理することに加えて、定期的な運動が血行を保つ鍵です。また、喫煙は動脈硬化を加速させるため禁煙が重要です。バランスの取れた食事、血圧・コレステロールの管理も併せて行いましょう。

足の自己チェックや定期的な医師の受診も忘れずに。

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