はじめに
低血糖(血糖値が正常範囲より下がること)は、食事の取り方やストレス、運動だけでなく、特定の糖尿病薬でも起こります。低血糖のリスクがある薬を事前に把握しておくことで、命に関わる事態を防げます。現在服用中の薬が低血糖を引き起こす可能性があるか、必ず主治医と相談しましょう。
低血糖を直接引き起こす薬
以下の薬は単独でも血糖値を下げやすく、低血糖の副作用があります。
- シタグリプチン(商品名:ジャヌビア)
- レパグリニド(商品名:プラディン)
- グリピジド系薬剤
例:グルコトロール、グルコトロールXL、メタグリップ - クロルプロパミド(商品名:ダイアビーズ)
- グリメピリド(商品名:アマリル)
- グリベンクラミド(商品名:ダイベータ、ミクロンエース、グリナース)
- ナテグリニド(商品名:スターリックス)
- シタグリプチン+メトホルミン(商品名:ジャヌメット)
- ロシグリタゾン+グリメピリド(商品名:アバンダリル)
- グリベンクラミド+メトホルミン(商品名:グルコバンス)
- ピゴリタゾン+グリメピリド(商品名:デュエタクト)
- トラザミド
- トルブタミド
インスリンや他の血糖降下薬と併用すると低血糖リスクが高まる薬
単体では低血糖を起こしにくいものの、インスリンやインスリン分泌促進薬と併用すると血糖が下がりやすくなります。
- ロシグリタゾン(商品名:アバンディア)
- ピオグリタゾン(商品名:アクトス)
- ミグリトール(商品名:グリセット)
- アカルボース(商品名:プレコース)
- メトホルミン(商品名:グルコファージ)
- プラミンチド(商品名:シムリン)
- エキサナチド(商品名:バイエッタ)
低血糖のモニタリング方法
上記の薬を使用している場合は、血糖値をこまめにチェックすることが重要です。家庭用血糖測定器(例:Accu-Chek)やスマートフォン連動型の血糖管理アプリを活用し、以下のポイントを記録しましょう。
- 測定日時と血糖値
- インスリン投与量や投与時間
- 食事内容と摂取カロリー
- 運動やストレスの有無
これらを日々のダイアリーやオンラインログブックにまとめると、医師への相談時に分かりやすく提示できます。
オンラインログブックの活用
ウェブ上の血糖管理ツールは、グラフやカレンダーで視覚的に変動を把握でき、診察時の説明資料としても便利です。自分に合ったサービスを選び、継続的にデータを蓄積しましょう。
