高血糖時に医師へ連絡すべきタイミング
血糖値が高いまま放置されると深刻な合併症を引き起こす可能性があります。糖尿病患者は血糖値を頻繁に測定し、正常範囲を常に確認することが重要です。血糖値が急激に上昇すると、致命的な状態である糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)や高浸透圧性非ケトン性高血糖症(HHNS)を引き起こすことがあります。これらの症状が現れたら、すぐに主治医に電話するか、救急外来を受診してください。
糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)
DKA は血糖値が高く、体内にケトン体という酸性物質が蓄積した状態です。放置すると昏睡や死亡につながります。以下の症状が現れたら緊急対応が必要です。
- 持続的な嘔吐
- 腹部痛
- 下痢
- 血糖値が 300 mg/dL を超える測定が 2 回以上続く
- 血糖値が 70 mg/dL 未満になる
- 呼吸困難
- 強い喉の渇き
- 呼気に甘いフルーツのような臭いがする
上記のいずれかの症状がある場合は、すぐに医師へ連絡するか、救急外来へ向かいましょう。
高浸透圧性非ケトン性高血糖症(HHNS)
HHNS は主に高齢者に多く、感染症や薬の服用忘れ、体調不良がきっかけで数日から数週間かけて発症します。代表的な症状は頻尿ですが、以下のようなサインも現れます。
- 激しい渇き
- 口の乾燥
- 汗が出ない、乾いた暖かい皮膚
- 高熱
- 不眠
- 意識混濁・錯乱
- 視力低下
- 幻覚
- 体の片側の脱力感
これらの症状が見られたら、速やかに医師へ連絡してください。放置すると脱水、けいれん、昏睡、最終的には死亡に至る恐れがあります。
医師への連絡タイミング
多くの医師は血糖値が 250 mg/dL 以上になった時に連絡を求めます。医師によっては、インスリン投与後に再度血糖測定を指示し、数値の変化を確認するよう指導することもあります。患者ごとに指示は異なるため、担当医の指示に従うことが大切です。
