DI(尿崩症)の診断に必要な血液検査と検査手順

DI(尿崩症)とは

DIは稀な疾患で、頻尿と大量の薄い尿が特徴です。体内の抗利尿ホルモン(ADH)の分泌や腎臓の反応が乱れ、尿中の水分再吸収が低下します。その結果、尿量が増え、強い渇きを感じます。十分な水分を摂取しないと脱水症状を起こす恐れがあります。

DIと糖尿病(DM)の違い

DIは血糖コントロールに関与せず、インスリンや血糖値とは無関係です。頻尿と多飲という共通症状があるため混同されがちですが、原因と治療は全く異なります。

診断に必要な検査

医師はまず「水分制限試験」を行い、DIの有無を確認します。試験の流れは以下の通りです。

  1. 血液サンプルを採取し、電解質(ナトリウム・カリウム)濃度を測定。
  2. 尿サンプルを毎時間採取し、尿濃度の変化を観察。
  3. 試験中に合成バソプレシン(ADH)を投与し、投与後1時間で再度尿を採取。
  4. 血液と尿の変化を総合してDIかどうかを診断。

血液検査のポイント

DIが疑われる場合、主に電解質の測定が行われます。DI患者は血中のナトリウムやカリウムが高値を示すことが多く、これが診断の手がかりとなります。

主な症状

DIは徐々に発症することもあれば急激に現れることもあります。年齢は問わず発症し、以下の症状が典型的です。

  • 頻尿(夜間も含む)
  • 強い渇きと大量の水分摂取
  • 十分な水分が取れない場合の脱水
  • 血中電解質のバランス異常(ナトリウム、カリウム、クロール、カルシウム、リンなど)

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