高血糖がもたらす影響
高血糖は、血液中のブドウ糖が適切に利用されない状態です。食事で摂取した糖はインスリンの働きで筋肉細胞に取り込まれますが、インスリンが不足または機能不全になると、血中に糖が残り高血糖となります。血糖が高い状態は全身の臓器に影響を及ぼし、さまざまな合併症を引き起こします。
神経障害(ニューロパチー)
血糖が高いと神経終末が損傷し、手足のしびれ、消化不良、下痢、めまい、視界のかすみなどの症状が徐々に現れます。これらは他の原因に誤解されがちですが、糖尿病性神経障害が根本です。
冠状動脈疾患
高血糖は血管壁を劣化させ、動脈硬化や血栓形成を促進します。その結果、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まります。症状としては消化不良や胸部不快感が見られますが、血糖管理が不十分だと見過ごされがちです。
視力障害
血糖上昇は白内障や緑内障のリスクを増大させます。目の毛細血管が弱くなり、血液漏れや酸素供給不足が起こり、最終的に視力低下や視野欠損につながります。初期症状はかすみ目や周辺視野の狭まりです。
インスリン抵抗性
食事・運動・薬物療法で血糖をコントロールしないと、細胞がインスリンに対して抵抗性を示すようになります。インスリンは分泌され続けますが、細胞が糖を取り込めず、血糖がさらに上昇する悪循環が生じます。
高血糖(ハイパーグリセミア)の症状と対策
主な症状は空腹感、かすみ目、混乱、吐き気、喉の渇き、倦怠感、腹痛です。ストレスや病気、過食、インスリン不足が誘因となります。血糖測定、バランスの取れた食事、定期的な運動、処方通りの薬剤服用が予防の鍵です。
