適切な血糖値の維持と管理

血糖値を適切にコントロールすることで、糖尿病による合併症や腎臓病・失明などの関連疾患の発症リスクを低減できます。血糖は食事内容、運動量、ストレス、インスリン分泌能力などに応じて日々変動します。検査時間や状況に応じた目安範囲が設定されており、以下のポイントを押さえることが重要です。

血糖値の測定方法

自己血糖測定器を用いた日常的なチェックや、医療機関で行うHbA1c検査(過去3か月の血糖コントロールを評価)で適切な血糖管理が確認できます。

血糖値の基準

空腹時血糖(食前・断食時)

米国家庭医師会の推奨では、血糖測定器で測定した場合、80〜120 mg/dL(4.4〜6.7 mmol/L)が目安とされています。

食後血糖(食後1〜2時間)

朝食・昼食・夕食後の血糖は180 mg/dL(10.0 mmol/L)未満が望ましいとされています。

就寝時血糖

就寝前の血糖は100〜140 mg/dL(5.6〜7.8 mmol/L)を目安とします。

考慮すべき点

妊娠中や糖尿病の合併症がある方は、上記基準よりも低めに設定されることがあります(メイヨークリニック参照)。

予防と対策

適切な血糖値を保つための具体的な方法は以下の通りです。

  • 甘いものやアルコールの摂取を控え、バランスの取れた食事を心がける。
  • 定期的な運動を取り入れ、体重管理を行う。
  • 血糖測定器で定期的に血糖値をチェックする。
  • 医師の指示に従い、処方された血糖降下薬を正しく服用する。

注意点

血糖値が正常範囲を外れると、失明、心疾患、神経障害、腎臓病、足や脚の切断、脳卒中など深刻な合併症を引き起こすリスクが高まります。

糖尿病 - 関連記事