高血糖(血糖値上昇)の基礎知識
血糖(グルコース)は食事から摂取され、体内の細胞でエネルギーに変換されます。肝臓は食間のエネルギー供給のために糖を貯蔵しています。一般的に、空腹時の血糖値は70〜150 mg/dL が正常とされ、朝食前が最も低くなる傾向があります。
高血糖とは
血液中の糖分が体が利用できる以上に多くなる状態を「高血糖(ハイパーグリセミア)」と言います。主に糖尿病が原因ですが、クッシング症候群などのホルモン異常でも起こります。
高血糖が起こる仕組み
血糖はインスリンというホルモンによって細胞へ取り込まれ、エネルギーに変換されます。糖尿病患者はインスリンの分泌が不足しているか、インスリンに対する感受性が低下しています。その結果、血糖が上昇します。
血糖値の測定方法
糖尿病患者は血糖測定器(グルコメーター)で1日数回自宅測定を行います。医療機関では血液や尿を採取し、空腹時血糖(通常は起床後8時間以上絶食した状態)を測定します。
高血糖がもたらすリスク
長期間にわたって高血糖が続くと、血管障害・末梢循環不全・切断リスクが高まります。また、心疾患・脳卒中のリスク増加、腎不全、失明、神経障害など多くの合併症を引き起こす可能性があります。
主な症状・サイン
頻尿、過食感、喉の渇き、視力低下、倦怠感、体重減少、カンジダなどの再発性感染が代表的です。
治療の基本
高血糖が糖尿病による場合、医師はインスリン注射や血糖降下薬を処方します。その他の疾患が原因の場合は、原因疾患の個別治療が必要です。糖尿病治療中で血糖コントロールが困難な場合は、速やかに医師に相談しましょう。
