2型糖尿病は遺伝的な病気ですか?

2型糖尿病は主にインスリン抵抗性として分類されます。体はインスリンを産生し続けますが、十分に作用させることができません。その結果、血糖値が高くなり(高血糖)、さまざまな合併症を引き起こします。遺伝的要因と環境要因の両方が関与すると考えられており、遺伝的素因はあるものの、生活習慣が発症の有無に大きく影響します。

歴史

糖尿病は何千年も前から知られていましたが、原因は近代になってようやく解明されました。1800年代に膵臓と糖尿病の関係が判明し、1936年に糖尿病には複数の型があることが発見され、1959年に1型と2型が正式に区別されました。それ以来、原因解明と治療法の研究が続けられています。

研究

2型糖尿病が遺伝性疾患であることは確かな事実です。現在、疾患に関与する遺伝子を特定する研究が進められています。糖尿病患者と家族歴のない対照群のDNAを比較し、いくつかのリスク遺伝子が見つかっていますが、他にも多数の遺伝子が関与していると考えられます。稀に、単一遺伝子変異だけで発症するケースも報告されています。

リスク要因

家族に2型糖尿病患者がいると発症リスクは高まります。一般人口のリスクは約5%ですが、兄弟や親など近親者が患者の場合は約12%に上昇します。環境要因としては、肥満(BMIが25以上)や座りがちな生活習慣が挙げられます。

予防

生活習慣の改善により、2型糖尿病の発症や進行を遅らせ、場合によっては予防できるというエビデンスが多数あります。遺伝的素因がある人でも、飽和脂肪酸や単純炭水化物を控えたバランスの取れた食事、定期的な運動が効果的です。運動はインスリンの利用効率を高め、血糖コントロールを改善します。

治療

2型糖尿病の治療は、食事療法、運動、経口血糖降下薬の組み合わせが基本です。時間が経つにつれて膵臓のインスリン分泌能力が低下することがあり、その場合はインスリン注射が必要になることがあります。

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