胆嚢疾患のサインと症状
胆嚢は肝臓の下に位置し、胆汁を貯蔵・濃縮する小さな臓器です。胆汁は黄色がかった緑色の濃厚な液体で、脂肪の消化を助けます。胆嚢に疾患が生じると、胆汁の貯蔵や利用が障害され、胆石、総胆管閉塞、胆嚢炎、感染など様々な症状が現れます。症状が出るまでに数年かかることもあります。
腹痛(胆道性疝痛)
- 胆石や胆嚢炎の患者に多くみられ、右上腹部または上腹部中央に激しい痛みが起こります。脂っこい食事の後に悪化し、吐き気や嘔吐を伴うことがあります。鎮痛剤や姿勢変更、げっぷでも痛みは軽減しません。
- 急性胆嚢炎(急性胆嚢炎症)では痛みが背中や肩に放散し、深呼吸で増強することがあります。発熱や悪寒を伴うこともあります。
げっぷ・ガスの増加
- げっぷや膨満感は胆嚢疾患のサインとなり得ますが、胃潰瘍や他の消化器疾患でも見られます。頻繁に症状が出る場合は医師の診察を受けましょう。
下痢
- 慢性胆嚢炎(慢性胆嚢疾患)では胆嚢が瘢痕化し、1日4〜10回の下痢が起こることがあります。膨満感や吐き気もよくみられます。
肝機能に関わる症状
- 胆石が総胆管を塞ぐと、黄疸、濃い尿、淡い便、血圧低下など肝機能障害の兆候が現れます。総胆管が感染すると、発熱、激しい腹痛、嘔吐が起こり、緊急の医療処置が必要です。
