神経腸異形成(NID)とは
神経腸異形成は、神経性腸疾患(Neuronal Intestinal Dysplasia, NID)や遅延性通過性便秘(Slow Transit Constipation, STC)とも呼ばれます。腸管の神経に異常が生じ、大腸の蠕動が低下することで、日常生活に大きな支障を来す症状が現れます。
症状
- 新生児での胎便排泄遅延、腹部膨満、慢性便秘、腸閉塞、失禁、嘔吐など。
新生児期の診断
- 出生後24時間以上胎便が排出されない場合は、NIDの可能性があります。
診断方法
- 腹部の膨満確認、結腸核移行試験(放射性液体を摂取し3日間追跡)、腸壁の生検などが行われます。
治療法
- 根本的な治癒法はありませんが、下剤、浣腸、電気刺激による腸蠕動改善が施されます。
外科的処置
- 保存的治療で症状が改善しない場合、人工肛門(コロストミー)やストーマ造設による直接浣腸が検討されます。
適切な診断と個別の治療計画により、症状の緩和と生活の質向上が期待できます。
