胆石は胆嚢や胆管内に結晶化した物質が蓄積したものです。多くはコレステロールからできていますが、カルシウムやビリルビンが主成分のものもあります。胆嚢は肝臓と連携して食べ物の消化を助ける役割を担っています。
慢性消化不良
胆石の初期症状としてよく見られるのが慢性的な消化不良です。ただし、消化不良はさまざまな胃腸疾患でも起こりますので、上部右腹部の痛みなど他の症状と合わせて判断することが重要です。
胆道疝痛(胆石疝痛)
胆石が胆嚢の嚢胞管(胆嚢管)を押すと、激しい痛みが上部右腹部に現れます。痛みは肩まで放散し、吐き気や嘔吐を伴うことがあります。胆嚢が石を排出できれば、30〜90分で痛みは自然に収まります。
急性胆嚢炎
胆嚢管に長時間石が詰まると、胆嚢が炎症を起こし急性胆嚢炎になります。胆嚢は腫れ上がり、痛みは胆道疝痛と似ていますが、自然に治まらず夜間に強くなることが多いです。脂肪分の多い食事が耐えられなくなるほか、膨満感、黄疸、消化不良がみられます。
感染症
急性胆嚢炎が進行すると胆嚢内に膿がたまり、機能低下や膿瘍を引き起こします。放置すると胆嚢組織が壊死することもあります。発熱、持続する吐き気、激しい持続性の痛みが典型的な症状です。
無症状
小さな胆石の多くは症状を伴わず、胆嚢の収縮により自然に排出されるか、胆管へ移動しません。そのため特別な治療は不要です。
