小腸細菌過増殖(SIBO)に対する食事療法のポイント
小腸細菌過増殖症(SIBO)は、本来細菌がほとんど存在しない小腸に細菌が増殖し、栄養不良や下痢など多様な症状を引き起こす状態です。抗生物質でも改善しますが、第一選択は食事療法です。食事療法は抗生物質に比べ副作用がなく、効果が実証されています。
作用機序
SIBOは解剖学的異常や機能障害などさまざまな原因で起こりますが、根本は小腸内での細菌増殖です。診断は腸液サンプルからの細菌培養で行われ、細菌量を減らすことが症状緩和につながります。
細菌抑制
小腸細菌過増殖食は、細菌が好む糖質を制限し、代わりに患者が利用できるエネルギー源を提供することで、細菌の増殖を抑えます。糖質を除去すれば、細菌はエネルギー不足に陥り、過増殖が抑制されます。
食事の構成
栄養は大きくタンパク質、炭水化物、脂質の3つに分けられます。SIBO食では、炭水化物の代わりに脂質を主なエネルギー源とし、脂質:炭水化物を約60:40の比率に設定します。タンパク質は適量を確保し、総カロリーと摂取期間は専門の管理栄養士と相談して決めることが重要です。
この食事療法は抗生物質の副作用がなく、長期的に安全に実施できますが、実施には必ず管理栄養士の指導を受けてください。
