概要
Prilosecは、一般名オメプラゾール(およびオメプラゾール/炭酸水素ナトリウム)を商品名とした薬です。胃酸の過剰分泌が原因となる逆流性食道炎、食道炎、消化不良、胃潰瘍、胃食道逆流症(GERD)、胸やけ(心灼熱)などの治療に用いられます。
薬剤の分類
プロトンポンプ阻害薬(PPI)に属し、胃壁に存在する酸分泌酵素(H⁺/K⁺ ATPase)を阻害します。
作用機序
PPIは胃の壁細胞が酸を産生する酵素をブロックし、胃酸の分泌を大幅に低下させます。酸が減少すると、胃・食道・十二指腸の潰瘍が治癒しやすくなります(Medline Plus)。
胃酸と逆流のメカニズム
食事を摂取すると、胃の粘膜にある多数の小さなポンプが活発に酸を分泌し、食物を分解します。通常、下部食道括約筋(LES)は門戸のように開閉し、食物が食道から胃へスムーズに移動しますが、LESが緩むと余分な酸が食道へ逆流し、胸やけの痛みを引き起こします(Prilosec.com)。
製品形態と用量
- 処方薬:10 mg、20 mg、40 mgのカプセルが販売されています。
- OTC(店頭販売)薬:遅延放出錠で、オメプラゾールマグネシウム20.6 mg(オメプラゾール相当20 mg)を含みます。
使用方法と期間
用量と服用期間は疾患の重症度や患者の状態により異なります。OTC薬は1回の治療コースを2週間とし、1年に最大3回まで使用可能です。
副作用・注意点
主な副作用として、背部痛、下痢または便秘、めまい、頭痛、胃部不快感や痛みが報告されています。長期使用の場合は医師と相談し、必要に応じて定期的な検査を受けてください。
