潰瘍性大腸炎の薬について
潰瘍性大腸炎(通称:大腸炎)は、大腸や直腸の粘膜が炎症を起こす疾患です。主な症状は激しい腹痛、血便、体重減少などです。根本的な治癒法はなく、薬物療法は症状緩和を目的とします。
重要性
- 大腸炎患者は炎症を抑えるために抗炎症薬を使用しますが、嘔吐、胸焼け、頭痛などの副作用があります。スルファサラジン、メサラジン、オルサラジンは経口、浣腸、坐剤で投与でき、腸の腫れを軽減します。バルサラジドは腸の腫れを止めることを目的とした薬です。これらの抗炎症薬は他の治療と併用されることが多いです。
効果
- 中等度から重度の大腸炎に対しては、コルチコステロイドが使用されます。炎症を抑制しますが、顔面のむくみ、夜間の発汗、不眠、血圧上昇、2型糖尿病、骨折や白内障などの副作用があります。長期使用は推奨されず、通常は3〜4か月以内に使用を中止します。
留意点
- 免疫抑制薬は炎症が免疫反応によると考えられるため使用されます。アザチオプリンやメルカプトプリンは肝臓や膵臓の炎症、アレルギー反応を起こすことがあります。シクロスポリンは副作用が強く、重症例に限定されます。インフリキシマブは他の治療で効果が得られなかった患者に用いられる特殊な免疫抑制薬です。
利点
- 喫煙者がニコチンパッチで一時的に症状が緩和されるケースがありますが、喫煙を推奨するものではありません。下痢止め(メタミューシル、シトルセル)は便の量を増やし、下痢を改善します。
種類
- 腸管が狭窄し便通が困難になる場合は下剤が必要です。アセトアミノフェン(例:タイレノール)は腹部痙攣の緩和に有効ですが、非ステロイド性抗炎症薬は避けるべきです。鉄剤は腸出血による貧血予防に役立ちます。
