間質性膀胱炎と食事のポイント
はじめに
間質性膀胱炎(IC)は、膀胱の痛みや圧迫感、骨盤部の不快感を伴う慢性疾患です。食事が直接的にICを引き起こすという科学的根拠はありませんが、刺激物を控えることで症状の悪化を防げると報告されています。特に問題になりやすいのは、カフェイン飲料、果汁、炭酸飲料、トマト製品、マルチビタミンです。
飲料
カフェイン、炭酸、アルコール、酸性が強い柑橘系ジュースやクランベリージュースは避けましょう。ヒスタミンを含むチョコレートミルクも症状を悪化させることがあります。代わりに、ミネラルウォーターや湧き水、デカフェのコーヒー・紅茶、ハーブティーなどを選びましょう。
果物と野菜
野菜は概ねICに優しいですが、濃縮トマト製品や玉ねぎは例外です。果物は酸性やカリウムが多く含まれるため、ブルーベリー、メロン、梨など低酸性のものを少量だけ摂取するのが安全です。
乳製品
牛乳、ホワイトチョコレート、卵は比較的安全です。熟成されたチーズは刺激になることがあるため、フレッシュモッツァレラ、スティックチーズ、カッテージチーズなどの若いチーズを選びましょう。ヨーグルト、サワークリーム、熟成チーズは控えるのが無難です。
肉・たんぱく質
新鮮な肉、鶏肉、魚は問題になりにくいですが、保存食やスパイスが強い加工肉(サラミ、ハム、ベーコン、ペパロニなど)は症状を誘発しやすいです。また、ケチャップ、バーベキューソース、ステーキソース、スパイス類の使用も控えめに。
炭水化物・穀物
米、パスタ、食パンは概ね安全ですが、ライ麦やサワードウブレッドはICの悪化を招くことがあります。
調味料・香辛料
アスパルテームやサッカリンなどの人工甘味料、マヨネーズ、マスタード、酢、ウスターソース、MSG、ソイソース、人工着色料・保存料は避けましょう。にんにくは例外で、刺激になりにくいです。
ビタミン・ミネラル
マルチビタミンはビタミンCやB群がICを悪化させることが多いため、個別に必要なビタミンだけを選んで摂取するのが安全です。
まとめ
自分に合った食事パターンは個人差がありますが、上記のような刺激物を減らすことで症状のコントロールがしやすくなります。食事日記をつけて、どの食品が自分のICに影響を与えるかを把握することが大切です。
