ノロウイルス感染の症状と対策
胃腸ウイルスとは
胃腸ウイルスは胃や腸に感染し、嘔吐や下痢を引き起こすウイルス群です。主な感染経路は、汚染された食べ物や水を摂取すること、あるいは汚れた手で食事をすることです。ノロウイルス(ノーウォーク型ウイルス)はこの中でも代表的なウイルスです。
ノロウイルスの概要
米国疾病予防管理センター(CDC)によると、ノロウイルスは5つの遺伝学的グループに分かれ、30以上のサブクラスターがあります。感染後24〜36時間で症状が現れ、通常は24〜60時間で自然に治まります。感染に必要なウイルス粒子はわずか10個程度と非常に少なく、食中毒の原因として頻繁に報告されています。
ノロウイルス感染の主な症状
最も一般的な症状は嘔吐と下痢です。その他に腹部の不快感や軽い発熱、食欲不振による体重減少が見られることもあります。健康な成人では数日で自然回復しますが、免疫力が低下している高齢者や乳幼児は脱水症状に注意が必要です。
治療法
ノロウイルスに特効薬はありません。主に対症療法として、嘔吐止めや下痢止めの薬が用いられます。脱水が疑われる場合は点滴による静脈補液が行われます。腹痛が強い場合は鎮痛薬で緩和します。
予防策
手洗いは最も重要な予防策です。感染に必要なウイルス量が少ないため、手指の汚染がすぐに感染につながります。症状が出た人は、症状が消えてから2〜3日間は他人の食事を作らないようにしましょう。嘔吐物や便で汚れた表面は、漂白剤10%を含む消毒液で徹底的に清掃します。また、食材は十分に加熱調理し、生食は避けることが推奨されます。
