人間の腸内寄生虫の症状とは?
消化器系の問題
腸内寄生虫に感染すると、食欲不振や嘔吐、食事に対する嫌悪感が現れることがあります。大量の虫が腸内に溜まると腸閉塞を起こし、便秘になることもあります。また、血液混じりの下痢や、糞便に成虫が見られることもあります。
痛み
条虫感染では腹痛や痙攣が起こります。成虫が体内を移動すると筋肉痛や倦怠感を感じることがあります。回虫に感染した女性や少女は、肛門周辺や泌尿器にかゆみ・痛みを覚え、重症化すると骨盤炎症性疾患を引き起こし、慢性的な骨盤痛になることがあります。
呼吸器系の問題
回虫が肺に侵入すると、呼吸困難や頻繁な咳が出ます。深呼吸時に痛みを感じたり、運動時に息切れしやすくなることもあります。
皮膚の変化
回虫や条虫の幼虫が皮膚に侵入すると、腫れや発赤、蕁麻疹といったアレルギー反応が起こります。回虫感染では肛門周辺が激しくかゆくなり、特に夜間に症状が強まります。女性の場合、肛門から膣へ虫が移動すると、外陰部や膣内のかゆみ・刺激感が出ます。
体重減少
乳幼児が回虫に感染すると、身長・体重の伸びが阻害され「成長不良」と呼ばれる状態になります。成人でも回虫、条虫、回虫などに感染すると体重が減少し、重度の寄生では栄養欠乏が起こります。
予防・対策
汚染された水や未処理の飲料水を避け、塩素消毒されたプールで泳ぐなどの衛生管理が予防の基本です。感染した場合は医師の処方薬で治療し、タオルや寝具、衣類は高温で洗濯して再感染を防ぎましょう。
