ポータル高血圧の診断方法と手順

ポータル高血圧は、肝門静脈系の圧が上昇した状態で、通常は12 mmHg以上と定義されます。肝疾患が最も一般的な原因であり、静脈瘤出血が主要な合併症です。以下に診断の流れを示します。

診断手順

  1. 患者歴の聴取

    ポータル高血圧の原因を探ります。アルコール乱用、輸血、静脈薬物使用、かゆみ、黄疸の既往があるか確認し、家族歴でヘモクロマトーシスやウィルソン病などの肝疾患がないか調べます。

  2. 合併症の症状確認

    食道・胃静脈瘤からの出血、意識障害、腹囲の増大、腹痛、発熱など、ポータル高血圧に伴う症状を確認します。

  3. 腹壁・側部の血管所見

    腹壁の表在静脈拡張や側部に見られる血管網、臍周囲の蛇行した側副静脈の有無を視診します。

  4. 血液検査で肝硬変を評価

    肝機能検査、凝固時間、ウイルス性肝炎の血清学的検査、血小板数などを行い、肝硬変の有無を調べます。

  5. 超音波検査によるスクリーニング

    ポータル系の血流や血栓の有無を評価します。肝表面の結節様変化や脾腫が認められれば、肝硬変伴うポータル高血圧が疑われます。

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