結腸穿孔の症状と対処法
結腸の役割
結腸は大腸と小腸に分かれ、大腸は水分とミネラルを吸収し、小腸は便を形成して排泄します。壁は平滑筋で構成され、内容物を前方へ送ります。粘膜は選択的透過性の細胞でできており、水は通すが細菌は体内に侵入できません。
感染による穿孔
潰瘍性大腸炎などで粘膜が侵食されると、細菌が組織に入り込み、膿瘍を形成して壁が穿孔することがあります。これにより消化管内の微生物が腹腔に漏れ出します。
外傷による穿孔
健康な結腸でも、刺突や圧迫などの外傷で穴が開くことがあります。異物が体内を貫通したり、腹部が強く圧迫されたりすると、小さな穿孔が多数生じることがあります。
症状
腸穿孔は生命に関わる緊急事態です。主な症状は激しい腹痛、発熱、嘔吐、悪心です。穿孔前にも腹痛、嘔吐、食欲不振、下痢などの兆候が現れることがあります。これらの症状が出たら速やかに医療機関を受診してください。
治療
壁が軽度に損傷した場合は、安静と薬物療法で回復することがありますが、穿孔が確認された場合は緊急手術が必要です。手術後は腹腔洗浄や強力な抗生物質の投与が行われます。術後の指示を遵守し、腸壁が再び弱くならないよう注意が必要です。
