好酸球性胃腸炎の症状と治療法
好酸球性胃腸炎は、胃や小腸に好酸球(白血球の一種)が異常に多く集まる疾患です。好酸球は体内の細胞の約1〜4%を占め、主にアレルギーや寄生虫感染と関係しています。通常は食物や空気中のアレルゲンに対抗しますが、過剰になると慢性的な炎症を引き起こし、組織障害につながります。
症状
- 下痢
- 成長不良や体重減少
- 膨満感(お腹が張る)
- 食欲不振
- 胃排出障害(胃の動きが遅くなる)
これらの症状は他の胃腸疾患でも見られるため、確定診断には組織検査(生検)が必要です。
胃排出障害(Gastroparesis)
胃の筋肉が正常に収縮できず、食べ物が消化管をスムーズに通過しません。その結果、胃に食べ物が長時間滞留し、吐き気や満腹感が続くことがあります。
治療のポイント
現在のところ根治療法はありませんが、症状の緩和と消化管へのさらなるダメージ防止を目的とした治療が行われます。
食事療法
専門医はまずアレルギー検査を実施し、患者が反応しやすい食材を特定します。その上で、該当する食品を除去した食事療法を提案し、症状の改善を図ります。
薬物療法
根本的な治癒薬はありませんが、ステロイドなどの抗炎症薬が症状緩和に有効とされています。医師の指導のもと、適切な薬剤を使用します。
