自立性
医療用パワーチェアは、屋内外を問わず自分の力で移動できるため、介助が不要です。手や腕で手動車椅子を操作すると体力を大きく消耗しますが、パワーチェアならエネルギーを温存し、他の作業に集中できます。自立できることは、障がい者の精神的な自信にもつながります。
操作の容易さ
ほとんどの医療用パワーチェアはジョイスティック式のコントロールを採用しており、手や上肢の機能が弱い人でも簡単に操作できます。腕をアームレストに置き、ジョイスティックを前後左右に倒すだけで進行方向が決まります。握力が弱くても手首をかけて引くことで後退が可能です。ジョイスティック操作が困難な場合は、呼吸管(スイッチ)での制御も選べます。
汎用性
屋内だけでなく、庭や凹凸のある場所でも使用できるモデルがあります。タイヤや駆動方式(前輪駆動、後輪駆動、ミッドウィール駆動)により、段差や不安定な地面でも走行可能です。前輪駆動は荒れた地形に適し、後輪駆動はバランスが不安定な利用者に安定性を提供します。ミッドウィール駆動は狭い旋回半径が必要な場面に有効です。
快適性
長時間座ることを前提に、パワーチェアのシートはクッション性が高く、アームレストやヘッドレストも調整可能です。手動車椅子のスリングシートとは異なり、パッド入りの座面と背もたれで体圧を分散します。また、シートの傾斜やリクライニング機能により、最適な姿勢と操作しやすい位置を選べます。
