身体・運動障害者のための支援技術

支援技術とは

米国保健福祉省が定めた1998年の技術関連支援法(Technology Related Assistance Act)によれば、支援技術とは「障害者が機能を向上・拡大するために使用する品目、機器、または製品の総称」です。

障害の定義

英国のGeneral Medical Councilは、運動障害を「筋肉制御や動き、または移動性における機能喪失または制限」と定義しています。関節炎、麻痺、四肢切断などが該当します。カリフォルニア州立大学ノースリッジ校は、身体障害を「整形外科系、神経筋系、心血管系、呼吸器系の障害」を含むとしています。これらは外傷や疾患が原因です。

操作系支援技術

移動や作業を支援するデバイスには、車椅子、歩行器、杖などがあります。口スティックやヘッドワンドは、口や頭部の動きで環境を操作できる装置です。シングルスイッチ支援技術は、身体のひとつの動作だけで操作を可能にします。

コンピュータ支援技術

コンピュータ利用を支援する機器は多様です。大型トラックボールはマウス上部に回転球があり、操作が楽です。適応キーボードはサイズやレイアウトが異なり、過大サイズ、コンパクト、画面上キーボード、ABC配列などがあります。視線追跡技術は目の動きを検知し、ウェブ閲覧を支援します。音声認識ソフトはマイク入力でコンピュータを操作できます。スローネキーはキーを一定時間押し続けないと入力されず、微細な動作制御が難しい利用者に有効です。スティッキーキーは修飾キー(Command、Shift、Control)を保持したまま次のキー入力を自動的に適用します。

家庭用支援技術

日常生活をサポートする機器として、音圧スイッチで照明を簡単に点灯できるものや、厨房用の大型調理器具・ハンドルがあります。自動給餌装置は顎・足・手のスイッチで操作でき、食事用具を握れない人でも使用できます。バスルームでは、手すり、シャワーベンチ、ドア付き浴槽、浴槽リフトなどが安全性を高めます。その他、ポール、制御スイッチ、車椅子リフト、大型ハンドルの身だしなみ用品、ベルクロ留め具、点滅ライトシステムなどが広く利用されています。

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