ミシガン州障害者民権法(PWDCRA)

ミシガン州の障害者民権法(Persons with Disabilities Civil Rights Act、通称 PWDCRA)は、身体的・精神的障害を持つ個人を保護する法律です。米国障害者法(ADA)と併用され、障害者の権利に関する指針を定めています。

適格性と対象範囲

PWDCRAでは、病気・負傷・先天的状態・機能障害により「主要な生活活動」を遂行できない場合に障害と認められます。ミシガン州の人口約1,000万人のうち、約190万人がこの基準に該当し、支援やサービスの対象となります。

雇用における保護

PWDCRAは、障害を理由とした差別や不当な扱いから従業員を守ります。障害が「特定の職務の遂行」や「雇用・昇進の資格」に直接関係しない場合、雇用者は差別できません。

ADAが従業員数15人以上の事業者に適用されるのに対し、PWDCRAは事業規模に関係なく適用され、合理的配慮の費用基準を用いて雇用者が提供すべき配慮を定めています。

ミシガン州では、採用過程での遺伝子検査の実施や遺伝情報に基づく雇用差別は禁じられています(ADAは例外的に許可)。

教育における保護

PWDCRAは、障害を持つ学生の高等教育へのアクセスを保護します。教育機関は、入学申請時に障害を探るための口頭・書面による質問を行ってはならず、障害者の定員制限や入学拒否も禁じられます。また、教材やカリキュラムで障害者に対するステレオタイプを助長することも禁止されています。

住宅における保護

PWDCRAは、障害者が住宅を購入または賃貸する際の差別を防止します。不動産所有者・仲介業者は、障害を理由に販売・賃貸を拒否したり、物件の見学を阻むことはできません。また、障害に基づく差別的な広告や情報の掲載も禁じられています。

公共の施設・サービスに対する保護

雇用・教育・住宅での保護は、公共の施設やサービスにも適用されます。ただし、法律で明示的に許可されている行為は例外となります。

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