自作車椅子用スロープの作り方

車椅子用スロープは、障がい者の方が安全に出入りできるようにするための重要な設備です。アルミ、木材、スチール、コンクリートなどさまざまな材料で作られますが、今回はコストを抑えつつ耐久性のある木製スロープの作り方をご紹介します。ADA(アメリカ障害者法)や各州の住宅コードに準拠した設計で、家庭でも手軽に施工できます。

必要なもの

  • 巻尺(測定用)
  • T字定規
  • 鉛筆
  • 安全ゴーグル
  • レベル(水平器)
  • ポストホールディガーまたはシャベル
  • プレキャストコンクリートピアとフーティング
  • 砂利
  • コンクリートアンカーボルト
  • 10インチ刃の電動ミターノコギ
  • ドライバー先端付き電動ドリル
  • ステンレス製 3/8" または 1/2" カリッジボルト/ラグボルトとワッシャー
  • 木ねじ
  • 防腐処理済み材木
  • 4×4 の防腐木柱
  • サンドグリットストリップ
  • デッキ用シーラー(防水・防腐)

作業手順

  1. スロープの長さと勾配を計算

    入口までの高さ(上昇量)に対し、1:12〜1:20 の勾配がADAで推奨されます。たとえば 1 フィート(30.48 cm)上がる場合、最低でも 12 フィート(3.66 m)の長さが必要です。

  2. スロープ形状の設計

    一般的なレイアウトは L 字型、U 字型、スイッチバック(折り返し)です。幅は最低 36 インチ(約 91 cm)を確保してください。

  3. ポスト穴の掘削と基礎作り

    歩道やドライブウェイの端から、ポスト間は最低 36 インチ(約 91 cm)に設定し、ポスト間の中心距離は最大 8 フィート(約 2.4 m)にします。寒冷地ではフットングの底部を霜柱以下に設置する必要があります。穴底に砂利を入れ、プレキャストコンクリートピアとフーティングを設置し、残りを砂利で埋めます。木柱はコンクリートアンカー上に乗せます。

  4. 着地部(ランディング)の作成

    30 フィート(約 9.1 m)以上の直線スロープ、または L 字型スロープでは 5 フィート四方(約 1.5 m)の着地が必要です。U 字型は最低 76 インチ×5 フィート、スイッチバックは 5 フィート×8 フィートの着地が必要です。30 インチ(約 76 cm)ごとに必ず着地を設け、コンクリートアンカーボルトで住宅側に固定します。

  5. フレームの組み立て

    支柱間にスロープ本体を設置します。ドライブウェイや歩道に 1 フィート(約 30 cm)程度埋め込むと、段差がなくスムーズに乗り降りできます。各フレームは 4 本の水平サポート(ストリンガー)で構成し、前フレームの支柱上に取り付け、カリッジボルトとワッシャーで固定します。

  6. デッキ材の張り付け

    フレーム上に板材を敷き、板と板の隙間を最小限にして凹凸のない走行面を作ります。木ねじでしっかり固定してください。

  7. 手すりの設置

    スロープの両側に高さ 34〜38 インチ(約 86〜97 cm)の手すりを取り付けます。スイッチバックの場合は手すりを連続させ、先端は丸めて尖りを防ぎます。

  8. ガードレールの取り付け

    スロープ面と手すりの間に最低 2 インチ(約 5 cm)のガードレールを設置し、車椅子が転落しないようにします。

  9. 防水・防腐処理

    木材全体に防水シーラーを塗布し、各層の間は 4〜6 時間乾燥させます。最終的に 24 時間以上乾燥させて完了です。

  10. サンドグリットストリップの設置

    雨天や雪道での滑り止めとして、スロープの側面にサンドグリットストリップを貼ります。

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