全般性不安障害(GAD)とは何か?
全般性不安障害(GAD)は、米国国立精神衛生研究所(NIMH)によると約680万人の成人が罹患していると推定される精神疾患です。日常生活のさまざまな場面で過度な不安や心配が続くため、本人の生活の質を大きく低下させます。
リスク要因
- 薬物使用、遺伝的要因、子どもの頃の逆境、慢性疾患、ストレス、人格タイプ、性別などがリスク要因とされています。特に女性は男性の約2倍の頻度で診断されます。
主な症状
- 日常生活に対する過度で誇張された不安や心配が主症状です。災害や最悪の事態を予期しやすく、問題を非現実的に捉えることがあります。
- 落ち着きのなさ、イライラ、頭痛、集中困難、疲労感、睡眠障害、驚きやすさなどもよく見られます。
診断基準
- 米国精神医学会が出版する診断・統計マニュアル(DSM)に基づき、以下の条件を満たす必要があります。
- 週にほぼ毎日、複数の出来事や活動に対して過度な不安や心配が6か月以上続く。
- 不安感をコントロールするのが困難。
- 日常生活に支障をきたすほどの苦痛や機能障害がある。
- パニック障害、物質乱用、PTSDなど他の精神疾患によるものではない。
- 成人の場合、以下の症状のうち少なくとも3つが認められる。子どもの場合は1つ以上。
- 落ち着きのなさ
- 疲労感
- 集中困難
- イライラ感
- 筋肉の緊張
- 睡眠障害
治療法
- 薬物療法は症状のコントロールに有効です。ベンゾジアゼピン系(例:Xanax、Valium、Ativan)や抗うつ薬(例:Paxil、Effexor、Prozac、Zoloft)などが使用されます。
症状緩和のその他の方法
- 認知行動療法(CBT)やリラクゼーション技法、日常的な運動、バランスの取れた食事が症状の軽減に役立ちます。
