障害者向け支援技術の種類

障害を持つ人々が日常の課題を克服できるよう、さまざまな支援技術(Assistive Technologies, AT)が活用されています。米国では1998年に「Assistive Technology Act(支援技術法)」が制定され、障害者向けの機器やサービスに対する資金が確保されました。

代替コミュニケーション・視聴・視覚支援機器

  • 補助代替コミュニケーション(AAC)は、言語での表現が困難な障害者向けの支援技術です。テキスト読み上げ(TTS)デバイスを用い、入力した文字を合成音声で読み上げます。これにより、視覚障害者は文字を読むことなく情報を取得でき、聴覚障害者は音声を文字に変換して画面上で確認できます。

適応型コンピュータアクセス

  • ミシシッピ州立大学によると、障害者がコンピュータを活用して生産性を高めるために、マウスやキーボードの代替装置が提供されています。片手で操作できるキーボード、足や顎で操作するジョイスティック、タッチスクリーン、点字キーボード、画面拡大装置、トラックボールなどが代表例です。

環境制御

  • 環境制御装置は、照明、暖房、エアコン、電話、ドアなどをリモートで操作できる電子機器です。壁掛けスイッチからワイヤレスシステムまで、ボタン一つで複数の設備を制御でき、障害者の自立した生活を支援します。

義肢・モビリティ支援

  • 義肢は聴覚補助(人工内耳)や人工手など、身体機能を補完する技術です。また、車椅子、松葉杖、歩行器、バンリフトといったモビリティ機器は、2003年に制定された連邦ガイドラインにより、障害者が働く・学ぶための支援が法的に保障されています。

ユニバーサルデザイン

  • ユニバーサルデザイン(UD)は、障害の有無に関わらずすべての人が利用しやすい環境を作る考え方です。1990年の米国障害者法(ADA)に基づき、段差のない歩道、点字ATM、レバー式ドアなど、バリアフリー化が進められています。

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