スタンディングフレームの作り方

スタンディングフレームは、身体障害や身体不自由のある方が立位姿勢を取れるようにサポートする装置です。車椅子利用者が立ち上がることができない場合でも、フレームに乗ることで立つことが可能になり、身体的・精神的なメリットが期待できます。二次的合併症の予防、可動域の拡大、血行促進、自己肯定感や自立度の向上など、多方面にわたる効果があります。

必要なもの

  • 永久マーカー
  • メジャー(巻尺)
  • テーブルソーまたは作業台用ののこぎり
  • 合板コア材(3/4インチ厚)2枚
  • 木工用接着剤
  • 1/2インチ厚フォーム 1平方フィート
  • 1インチ厚フォーム 1平方フィート
  • フォーム用スプレー接着剤
  • ビニールシート 3平方フィート
  • 1 5/8インチの木ネジ 60本
  • ドライバー
  • 3.5インチ×3フィートのサポートストラップ(バックル付き)

作り方

  1. 対象者の寸法を測ります。足の裏から肘まで(立位を想定)を測定し、5インチを加えて「立位高さ」とします。足の裏からふくらはぎの中点、ハムストリングの中点、臀部の下端までの長さをそれぞれ「サポート1」「サポート2」「サポート3」と記録します。

  2. 合板をカットします。1枚を「立位高さ」の長さに切り、さらに長さ方向で半分に割り、幅24インチの2枚にします。そのうち1枚に「トランク」とラベルを付けて取っておきます。残りの合板(48×56インチ)を長さ方向で26インチカットし、48×30インチと48×26インチの2枚に分けます。48×30インチの板を再び半分に割り、24×30インチの2枚を作り、1枚に「ベース」・もう1枚に「トップ」とラベル付けして取っておきます。

  3. サポートポストを作ります。幅24インチ・立位高さの板(「トランク」以外)から高さを5インチ削り、左側から18インチの位置にマーカーで印を付け、底部から左へ6インチの位置にも印を付けます。その2点を直線で結び、斜めの線に沿って板を半分に切り、各ピースに「サポートポスト」とラベル付けします。

  4. ガスセット(補強用三角形)を作ります。残りの木材で、10×10インチの小型ガスセット2枚と、20×12インチの大型ガスセット2枚を切り出し、取っておきます。

  5. トランク本体を加工します。「トランク」板の左右それぞれから6.5インチ測り、上下から10インチ測って四隅に印を付け、直線で結んでできた10×11インチの正方形部分をのこぎりで取り除きます。

  6. 胸部止め(チェストストップ)を作ります。トランク板の上端から左右5インチの位置に印を付け、左右6.5インチの位置にも印を付け、これらを結んで作られる2つの正方形部分を切り取り、中心部の11インチ部分だけを高く残します。

  7. 「トップ」板に胸部スペースを作ります。板を長辺が手前にくるように置き、左右それぞれ6インチ、上下それぞれ6インチの位置に印を付け、四隅を結んでできた矩形(6×6インチ)を切り取ります。

  8. フォームからパッドを作ります。1インチ厚フォームから8×6インチの矩形を2枚、1/2インチ厚フォームから11×6インチの矩形を1枚、5×6インチの矩形を2枚切り出し、スプレー接着剤でビニールシートを貼り付けます。

  9. フレームを組み立てます。床に「ベース」を置き、背面にサポートポストを各側1インチの位置に取り付け、木工用接着剤とネジで固定します。次に「トランク」をサポートポストの平面側に接着・ネジ止めし、大型ガスセットをベース前面に取り付けます(長辺がトランク前面に、短辺がベースに沿うように)。「トップ」をトランク上部にスライドさせ、胸部スペースがトランクのチェストストップと合うように配置し、小型ガスセットをトップ裏側に取り付けて補強します。

  10. サポートストラップを装着します。ステップ1で測定した「サポート1・2・3」の位置を基準に、トランクの側面に各ストラップをサポートポストから約1インチ離した位置に取り付けます。

  11. パッドを貼り付けます。スプレー接着剤で胸部パッドをトランクのチェストストップに、腕パッドを「トップ」の腕部に、膝パッドは利用者が実際に乗った状態で最適な位置を測って貼り付けます。これにより、使用者にとって快適なフィット感が得られます。

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