深部静脈血栓(DVT)と車椅子利用者が知っておくべきこと
深部静脈血栓(DVT)とは
深部静脈血栓(DVT)は、主に脚の深部静脈に血栓ができる疾患で、痛みや腫れ、圧痛を伴い、放置すると肺塞栓症(PE)などの重篤な合併症を引き起こす可能性があります。
車椅子利用者がDVTになりやすい理由
車椅子を使用する人は、以下の要因でDVTのリスクが高まります。
- 身体活動が制限され、血流が滞りやすくなる。
- 歩行や運動が困難で、血栓形成が促進される。
- 糖尿病や肥満など、DVTのリスクを高める基礎疾患を抱えていることが多い。
DVT予防のためにできること
車椅子利用者がリスクを低減するための具体的な対策は次の通りです。
- 定期的な運動:週にほぼ毎日、30分以上の中等度のエクササイズ(上半身の筋トレや車椅子でのストレッチ)を行い、血液循環を促進します。
- 適正体重の維持:バランスの取れた食事と適度な運動で肥満を防ぎ、血栓リスクを下げます。
- 圧迫ストッキングの着用:座位や仰向けになる際に、医師の指示に従って圧迫ストッキングを使用し、下肢の血流を改善します。
- 脚の挙上:心臓より高い位置に脚を上げ、1日30分程度を目安に血液の戻りを助けます。
- 定期的な医師受診:DVTの兆候がないかチェックし、必要に応じて早期治療を受けられるようにします。
DVTは予防可能な疾患です。上記のポイントを日常に取り入れ、健康な生活を維持しましょう。
