ヒトに心虫症(ジロフィラリア症)を引き起こす疾患とは
ジロフィラリア・イミティス(心虫)
ジロフィラリア・イミティスは、犬の心臓に寄生する線虫で、蚊が媒介して犬から犬へと感染します。蚊が心虫に感染した犬を吸血した後、同じ蚊が人間を刺すと、稀にヒトにも感染が成立します。
感染経路
蚊に刺された際に、心虫の幼虫(ミクロフィラリア)が皮下に注入されます。通常は免疫系が幼虫を排除しますが、まれに幼虫が肺に到達し、炎症性病変を形成します。
症状
- 多くの場合、無症状です。
- 症状が現れると、胸痛、咳、発熱、血痰、呼吸困難などが報告されています。
診断
症状が疑われる場合は医師の診察が必要です。胸部X線検査で肺内の病変が確認でき、必要に応じて生検や切除術で心虫の存在を確定します。
予後・治療
現在までにヒトで致命的な心虫症は報告されていません。治療は主に症状の緩和と炎症の抑制を目的とします。
