アルコール依存症の支援者(イネーブラー)への対処法
はじめに
アルコール依存症の人を支援する「イネーブラー」は、相手を助けていると信じていますが、実際には依存者が自己破壊の道を続け、アルコールへの依存度を深めることを助長しています。自分がイネーブラーになっているかどうかを見極め、行動を変えるための具体的な方法をご紹介します。
実践的なステップ
- 言い訳をやめる
アルコール依存者の行動に対して、他人に言い訳をしないようにしましょう。病欠を代わりに申し出る、子どもに彼が学校行事に出られない理由を説明する、そして何より自分自身に対しても言い訳しないことが大切です。
- 人形の糸にならない
依存者のために嘘をつくのはやめましょう。仕事をさぼらせる、家事を代わりにやらせる、家族行事に出さないようにする、あるいは二日酔いで起き上がれないといった嘘は、必ず本人の口から言わせるべきです。
- 結果を自分で体験させる
吐き散らかされたポーチや、怒りで壊れた食器など、依存者が残した混乱はそのままにしておき、清掃や片付けは本人に任せましょう。
- 金銭的に救済しない
金銭面での救済はイネーブラーが最も陥りやすい罠です。電気代など自分や子どもに危害が及ぶ場合以外は支援しないでください。刑務所に入ったらそのままにし、請求書の支払いは本人に任せます。酔った勢いで購入した車のラジオや電子機器の代金を払ったり、ローンの共同署名をしたりしないことが重要です。
- 行き詰まった議論は離れる
同じ議論が繰り返し無駄になる場合、深追いせずに退く勇気を持ちましょう。脅しを口にしたら必ず実行し、子どもを連れて離れるといった具体的な行動を取ります。途中で考えを変えて戻っても、依存者は長期的な結果を経験できません。
- 支援者自身もサポートを受ける
依存者と向き合う際は、思いやりのある態度で話し合いましょう。聞き入れないのは本人の選択です。自分自身は信頼できる友人や教会、Al---Anon、Nar---Anon、CoDA などの支援団体に相談し、専門のセラピストや地域のサポートグループに参加することをおすすめします。
