コレラの症状と概要

コレラは、腸内に生息するビブリオ・コレラ菌が汚染された食物や水を摂取することで感染する急性腸感染症です。感染後、5日以内に症状が出ることがありますが、約90%の人は無症状のままです。無症状でも1〜2週間は便中に菌を排出し続け、他者への感染リスクがあります。

激しい水様性下痢

菌が体内で増殖すると、1〜5日で大量の水様性下痢が突然始まります。便は大量で、死んだ細胞や粘液が混じり、淡く乳白色になることがあります。下痢自体は痛みが少ないものの、1時間に約1リットルもの水分が失われるため、速やかな脱水が問題となります。

脱水症状

下痢が続くと軽度から重度の脱水が起こります。体重の10%以上の水分が失われた場合は重度脱水とみなされ、口の乾燥、皮膚のしわ、イライラ感、尿量減少、血圧低下などの症状が現れます。

ショック

重度の脱水により血液量が減少すると血圧が急激に低下し、組織への酸素供給が不足します。酸素欠乏が進行すると、数分で命に関わるショック状態に陥ります。

その他の症状

  • 筋肉のけいれん(電解質欠乏による)
  • 吐き気・嘔吐(感染初期や回復期に数時間続くことがある)

子どもにおけるコレラ

子どもは大人と同様の症状に加えて、発熱、けいれん、眠気、昏睡状態になるリスクが高くなります。感染が疑われる場合は特に注意が必要です。

医療機関の受診

先進国に住んでいても感染は起こり得ます。激しい下痢や脱水症状が見られたら、すぐに医師の診察を受けましょう。コレラでなくても、重度の下痢は適切な治療が必要です。

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