口腔カンジダ症(口の中の酵母感染症)の治療法とは?
症状
舌や口腔内に白い斑点や斑状の病変ができる。赤い斑点や炎症が出ることもある。
歯磨きで斑点に触れると破れ出血することがある。
重症例では食道まで病変が広がり、嚥下困難を引き起こすことがある。
口角部にカンジダが増殖すると、口角炎となりひび割れが生じる。
原因
カンジダ・アルビカンスは消化管や皮膚、口腔に常在する真菌で、通常は他の微生物が抑制している。
ストレスや疾患で免疫が低下するとカンジダが増殖し、白い斑点ができる。
抗生物質・経口避妊薬、HIV感染、妊娠、糖尿病コントロール不良、がん、ドライマウスなども酵母バランスを乱す。
妊娠中の女性が膣カンジダを持つと、出産時に新生児へ感染しやすく、乳児の口腔カンジダは軽症であることが多い。
乳児・子どもの治療
軽症の場合は自然に改善することがあるが、症状が強いと抗真菌薬が処方される。
授乳中の母親が乳児に口腔カンジダを持つ場合、母子ともに治療が必要。母乳の乳頭にカンジダができたら、抗真菌クリームで対処する。
成人の治療
抗真菌薬(例:フルコナゾール、ミコナゾール)を使用するのが一般的。
免疫が低下している場合は、酸性菌(アシドフィルス)を含むヨーグルトやサプリで口腔内フローラの回復を試みるが、効果が不十分なときは抗真菌薬が必要。
HIV末期などで抗真菌薬に耐性ができた場合は、別の薬剤への変更が求められる。
予防・対策
口腔内の微生物バランスを乱すマウスウォッシュやスプレーの過度な使用は控える。
毎日の歯磨きと定期的な歯科受診で口腔衛生を保つ。
慢性的にカンジダが出やすい人は、砂糖や酵母を含む食品(ビール、ワイン、パンなど)を控えると予防につながる。
