ヘルパンギナは感染性ですか?

概要

ヘルパンギナは1950年代に初めて報告された、主に幼児期に見られるウイルス性疾患です。喉や口内に小さな潰瘍ができ、症状は不快ですが致命的ではありません。感染力が強く、保育園や幼稚園で急速に広がることがあります。

原因と診断

ヘルパンギナはコクサッキーウイルスA16など、さまざまなエンテロウイルスが原因です。ヘルペスウイルスとは無関係です。幼児が最も罹患しやすいですが、免疫が低下した大人でも感染する可能性があります。

主な症状

典型的な症状は発熱と激しい喉の痛みです。口内や舌の裏側、唇の内側に小さな水疱ができ、時には手のひら・足の裏にも出現します。これらの水疱は口内潰瘍に似ており、食欲不振や機嫌が悪くなる原因となります。症状は通常1週間程度続きます。

治療法

ウイルス性疾患のため根本的な治療薬はありません。症状緩和として、解熱鎮痛剤で熱と痛みを抑え、刺激の少ない食事(例:アイスクリームやミルク)を与えると飲み込みやすくなります。脱水が懸念される場合は、医師の指示のもと点滴が必要になることもあります。口内潰瘍用の市販薬で痛みを和らげることも有効です。

感染経路

ヘルパンギナは唾液や糞便を介して感染します。特に保育園や学校など、子ども同士が密接に接する環境での感染が多いです。成人は過去に感染経験があることが多く、ある程度免疫がありますが、感染予防策は依然として重要です。

予防策

手洗いは最も効果的な予防法です。食事前やトイレ後、外出先から帰った際にしっかり手を洗いましょう。子どもにも手洗いの習慣を教えることで、感染拡大を防げます。感染が疑われる場合は、症状が改善するまで自宅で安静にさせ、他の子どもへの接触を避けることが大切です。

疾病 - 関連記事