単核球症(モノ)の予後と対策まとめ
単核球症は「キス病」とも呼ばれ、主に思春期や若年成人が唾液を介して感染します。症状は軽いものから長期間続くものまで様々で、適切な診断が重要です。合併症として脾臓破裂や自己免疫性溶血性貧血が起こることがあります。
診断と特徴
単核球症はヘルペスウイルス科に属し、エプスタイン・バーウイルス(EBV)やサイトメガロウイルス(CMV)が原因となります。血液検査で抗体や白血球数の変化を確認しない限り、確定診断はできません。診断後は市販の鎮痛剤以外の特効薬はありません。
主な症状
- 喉の痛み、倦怠感、発熱、リンパ節・扁桃腺の腫れ
- 頭痛、発疹、食欲不振、夜間の発汗
- 最も危険なのは脾臓の腫大で、破裂すると緊急手術が必要です
原因ウイルスの種類
大半はEBVが原因ですが、CMVが関与するケースもあります。免疫が低下しているHIV感染者や臓器移植後の患者は回復が遅れやすく、注意が必要です。
診断方法
医師は少量の血液を採取し、EBV抗体の有無や白血球の比率を調べます。異常が認められれば単核球症と診断されます。
経過と治療
感染後4〜8週間で症状が出現し、完全に回復するまでに数週間から最大3か月かかります。治療は安静と十分な水分補給が基本で、特効薬はありません。
合併症への注意
約半数の患者で脾臓が腫れ、腹部や左肩の痛みがある場合は医師に相談してください。脾臓破裂は稀ですが、緊急手術が必要です。
自己免疫性溶血性貧血
単核球症に伴い、尿が茶色くなる、黄疸、嘔吐、下痢、頭痛、筋肉痛などの症状が出たら血液検査を受けましょう。治療はステロイドや免疫抑制薬が用いられます。
