デング熱出血熱とは?
デング熱出血熱は、デング熱(ブレークボーン熱)を引き起こす蚊、Aedes aegyptiが媒介するウイルス感染症の重症型です。世界保健機関(WHO)は、毎年約50万人が入院し、約2.5%が死亡すると推定しています。
特徴
- デング熱は4種類の密接に関連したウイルスのいずれかによって引き起こされます。感染は蚊の刺咬による血液の伝播のみで、感染者の血液と直接接触しても感染は起こりません。米国へは毎年約100〜200例が感染者の渡航により持ち込まれています。
診断
- デング熱出血熱は、デング熱の臨床症状に加えて、血液検査でヘマトクリット上昇、血小板減少、自然出血や皮下出血が認められることで診断されます。
症状と影響
- 初期症状はデング熱と同様で、頭痛、関節痛、高熱、吐き気・嘔吐、背部痛、下肢や胸部の発疹などがあります。出血熱になると症状が悪化し、熱がさらに上昇し続け、粘膜出血や容易なあざ、持続的な頭痛、食欲不振が見られます。
分布地域
- Aedes aegyptiが生息する熱帯地域、特にアフリカ、アジア、中央・南アメリカの都市部で頻繁に発生します。この蚊は昼間に活動し、都市部で特に活発です。
予防と対策
- 現在、デング熱に対する特効薬やワクチンはありません。軽症の場合は自然経過を見守り、安静と水分補給が中心です。出血熱は高熱や体液喪失のため入院治療が必要です。予防は蚊に刺されないことが最も重要で、虫除けや防蚊ネットの使用が推奨されます。
