自己免疫性内耳疾患の見分け方
自己免疫性内耳疾患は稀な疾患ですが、発症すると聴力低下やめまいなど日常生活に大きな支障を来します。早期に見抜くことは治療の鍵となります。以下に主なチェックポイントをまとめました。
症状のチェックポイント
-
聴力の変化に注意する
自己免疫性内耳疾患は、抗体や免疫細胞が内耳を攻撃することで、進行性の難聴やめまいが現れます。数か月にわたって徐々に聴力が低下し、同時に耳鳴り(ティンナイタス)を伴うことが多いです。また、患者の約半数がバランス感覚の障害を訴えます。
-
他の自己免疫疾患の有無を確認する
関節リウマチ、全身性硬化症、乾燥症候群、全身性エリテマトーデス(SLE)などの自己免疫疾患を併発している場合、内耳への免疫攻撃が起きやすくなります。食物アレルギーが原因になるケースも報告されています。
-
他の疾患を除外する
自己免疫性内耳疾患は全聴覚障害の1%未満と非常に稀です。正確な診断には、耳鼻科医の診察と複数の検査が必要です。メニエール病や前庭神経炎など、同様の症状を示す疾患を除外し、血液検査や画像診断で自己免疫反応の有無を確認します。
上記のポイントを踏まえて、疑いがある場合は早めに専門医を受診し、適切な検査と治療を受けましょう。
