人口における疾患の有病率はどれくらいですか?

疾患の有病率は、病気の種類や対象となる集団、地域によって大きく異なります。以下は、主要な疾患について世界保健機関(WHO)や国際機関が公表した最新統計を基にした概況です。

マラリア

世界保健機関(WHO)によると、2021年の全世界でのマラリア感染者数は推定2億4700万人です。

感染者の約95%はサハラ以南のアフリカで発生しており、同地域が圧倒的に多くの症例を占めています。

HIV/AIDS

UNAIDSの推計では、2020年時点で世界中に約3,770万人がHIVに感染しています。

感染者の約3分の2はサハラ以南のアフリカに集中しており、地域格差が顕著です。

糖尿病

国際糖尿病連合(IDF)のデータによると、2019年には全世界で約4億6300万人の成人が糖尿病を抱えていました。

高齢化や不健康な生活習慣の影響で、糖尿病の有病率は世界的に増加傾向にあります。

がん

WHOの報告(2020年)では、全世界で新たにがんと診断された患者は約1,930万人、がん関連死は約1,000万人と推定されています。

最も頻度が高いがん種は肺がん、乳がん、前立腺がん、大腸がん、子宮頸がんです。

結核(TB)

2020年のWHO推計では、全世界で新たに結核患者は約1,060万人、死亡者は約150万人とされています。

結核は特にアジアとアフリカの低・中所得国で高い罹患率を示しています。

麻疹

WHOの報告(2018年)によると、世界での麻疹関連死は約14万人と推定され、主に低所得国で発生しています。

ワクチン接種率が低い地域では、感染拡大のリスクが高まります。

COVID-19

2023年2月時点で、WHOは全世界で確認されたCOVID-19の症例が6億6500万件を超え、死亡者は660万人以上と報告しています。

ワクチン接種率や公衆衛生対策、変異株の出現により、各国で有病率は大きく異なります。

これらの統計は、疾患ごとの有病率を示す一例に過ぎません。予防策や治療法の進展、政策の変化に伴い、数字は今後も変動していくことが予想されます。

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